菱縫の板(読み)ヒシヌイノイタ

デジタル大辞泉 「菱縫の板」の意味・読み・例文・類語

ひしぬい‐の‐いた〔ひしぬひ‐〕【×菱縫の板】

かぶとしころよろいの袖・草摺くさずりなどの最も下の板。ひしいた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菱縫の板」の意味・読み・例文・類語

ひしぬい【菱縫】 の 板(いた)

  1. 甲冑菱縫を施した裾の板の部分菱板。ひしぬい。
    1. [初出の実例]「袖の冠板より菱縫の板まで、片筋かいに懸ず切て落す」(出典:太平記(14C後)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android