デジタル大辞泉
「錏」の意味・読み・例文・類語
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錏
しころ
錣とも書く。甲冑の一部で兜の鉢の眉庇 (まびさし) の両端から両頬および後頸部をおおうもの。通常,胴の小札 (こざね) や威 (おど) し毛 (→威し ) と同じ材料で,3ないし5段威し下げる。最下段を裾板,菱縫板といい,その両端から下をうしろに折返して吹返しと称する。吹返しは絵革で包み上部に据文金物を打つ。形状は時代によって変遷があり,饅頭錏,笠錏などがある。
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