萌え出す(読み)モエダス

精選版 日本国語大辞典 「萌え出す」の意味・読み・例文・類語

もえ‐だ・す【萌出】

  1. 〘 自動詞 サ行五(四) 〙
  2. 草木が芽ぶく。芽ぐむ。萌え出る。
    1. [初出の実例]「籾種がぽっちりと水を突き上げて萌え出すと」(出典:土(1910)〈長塚節〉六)
  3. 転じて、心に思いがきざす。
    1. [初出の実例]「これじよの庭で萌え出した疑が、自分の知らぬうちに大きな樹となって来た」(出典:天草四郎(1914)〈木下杢太郎〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android