精選版 日本国語大辞典 「萎・凋」の意味・読み・例文・類語
しぼ・む【萎・凋】
[1] 〘自マ五(四)〙
※万葉(8C後)一八・四一二二「植ゑし田も 蒔きし畠も 朝ごとに 之保美(シボミ)枯れ行く」
② 生き生きと張りつめていたものがおとろえちぢむ。勢いがなくなり弱る。
※古事記(712)下「姿体(かたち)痩(や)せ萎(しぼ)みて、更に恃(たの)む所なし」
[2] 〘他マ下二〙 ⇒しぼめる(萎)
しぼま・る【萎・凋】
〘自ラ五(四)〙 ちぢまる。小さくしぼむ。
※土(1910)〈長塚節〉一三「袋の口の紐を引いた様に輪が蹙(シボ)まって」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報