日本歴史地名大系 「萱堂町」の解説 萱堂町かやどうまち 福岡県:福岡市博多区博多・博多津呉服町流萱堂町[現在地名]博多区奈良屋町(ならやまち)釜屋番(かまやばん)の通り(西町通)と市小路(いちしようじ)町の通り(呉服町通)の間の南北道に沿う両側町。南は奥小路(おくしようじ)町、北は市小路町浜(いちしようじまちはま)(福岡博多近隣古図)。茅堂町とも記される。町名は茅堂という仏堂があったことに由来し、茅堂は博多七堂と称された古仏堂の一つという(続風土記)。なお萱堂厨子・萱堂辻子という言い方もあった(石城志・筑陽記)。「続風土記」には二町の萱堂町がみえ、元禄三年(一六九〇)の家数は西町流の萱堂町一八、呉服町流の萱堂町東一四。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by