日本歴史地名大系 「萱橋村」の解説 萱橋村かやはしむら 千葉県:市原市萱橋村[現在地名]市原市栢橋(かやはし)寺谷(てらやつ)村の南東にある。栢橋・柏橋・茅橋などとも。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に茅橋村とみえ、高三〇九石。正保国絵図でも同高で、幕末まで同様。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では栢橋村として家数五六で、旗本三好領。幕末も同氏領。宝永三年(一七〇六)銘の出羽三山大日塔があり、村内関根家に天保四年(一八三三)の湯殿山道中記がある。同家と染谷・桐谷・佐久間・鈴木の五氏、および妙見・熊野・山神・豊稲荷(とよいなり)・お日の宮(ひのみや)・庚申・御霊(ごりよう)の七社を栢橋の五族七社と称する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報