落葉剤(読み)らくようざい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「落葉剤」の意味・わかりやすい解説

落葉剤
らくようざい

農業において収穫時の便宜のため、または果実着色熟成を促進するために茎葉を枯殺して落葉を図る薬剤で、枯れ葉剤とも俗称する。日本での利用は少ないが、欧米では2,4-ジニトロクレゾール、亜ヒ酸ナトリウム、PCP、スルファミン酸アンモニウム、2,3,5-トリヨード安息香酸ナトリウム、3,6-エンドキシヘキサヒドロフタル酸ナトリウムなどを、ワタリンゴダイズなどに使用している。

[村田道雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android