落語家(読み)ラクゴカ

デジタル大辞泉 「落語家」の意味・読み・例文・類語

らくご‐か【落語家】

落語を聞かせることを職業とする人。はなしか。
[類語]咄家・漫才師・講談師講釈師・浪曲師

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精選版 日本国語大辞典 「落語家」の意味・読み・例文・類語

らくご‐か【落語家】

  1. 〘 名詞 〙 落語を話す芸人。はなしか。
    1. [初出の実例]「落語家一人上る。納頭客を拝ふ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)

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知恵蔵 「落語家」の解説

落語家

東京には落語協会(鈴々舎馬風会長、245人)、落語芸術協会(桂歌丸会長、114人)、円楽一門(三遊亭円楽代表、42人)、落語立川流(立川談志家元、47人)、大阪には上方落語協会(桂三枝会長、183人)の団体がある(2006年9月現在)。東京には見習い、前座、二つ目、真打(しんうち)の階級制度があるが、大阪では大正期に廃止された。入門後5年で二つ目、15年で真打に昇進するのが目安。前座は楽屋に詰めて師匠連の世話や笛、太鼓、鉦による寄席囃子を担当、高座の座布団返しなどの雑用もする。衣食住は師匠持ち。二つ目になると師匠から独立、羽織が着られ、出囃子(でばやし)が付く。真打は最高の称号で、寄席では最後に上がる主任(トリ)を演じることができる。毎年、5人前後の真打が誕生する。昇進は協会幹部、席亭が実力、人気などを加味し、協議して決める。

(太田博 演劇・演芸評論家 / 2007年)

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