落足(読み)おちあし

精選版 日本国語大辞典 「落足」の意味・読み・例文・類語

おち‐あし【落足】

〘名〙
戦いに負けて逃げてゆくこと。また、その時。敗走
※高野本平家(13C前)九「一の谷落足」
土岐斎藤軍記(江戸初)大桑之城之事「城中の兵共落足に成ければ」
② 水が引くこと。また、その時。減水
※平家(13C前)九「水のおち足をや待つべき」
歌舞伎で、ある場面に出演した俳優が、すぐ次の場面に出演すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android