葛折・九十九折・九折(読み)つづらおり

精選版 日本国語大辞典 「葛折・九十九折・九折」の意味・読み・例文・類語

つづら‐おり ‥をり【葛折・九十九折・九折】

〘名〙 (ツヅラのつるが何度も折れまがってのびているところから)
① くねくねと幾重にもまがりくねって続く坂道羊腸
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「縛蒭河に臨みて盤紆とり曲折とつつらをりなり」
太平記(14C後)七「九折(ツツラヲリ)なる細道に、五百余騎の敵を相受て、半時許そ支たる」
馬術で、坂道などを登るとき、馬をジグザグに歩かせること。〔馬之手縄口伝書〕
③ 鷹(たか)の翼の、背後から見て両翼の接する部分を三分した最も下の部分。→「たか(鷹)①」の図

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