葛衣(読み)くずぎぬ

精選版 日本国語大辞典 「葛衣」の意味・読み・例文・類語

くず‐ぎぬ【葛衣】

  1. 〘 名詞 〙くずかたびら(葛帷子)
    1. [初出の実例]「馬頭助闕腋浅沓、樋螺鈿、、葛衣、伊知比脛巾、布帯次第如例」(出典左経記‐長元元年(1028)正月三日)

かつ‐い【葛衣】

  1. 〘 名詞 〙(くず)繊維で織った、一重衣類。軽く涼しいので、夏に着る。
    1. [初出の実例]「葛衣冬服薄、蔬食日資貧」(出典:菅家文草(900頃)三・寒早十首)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐五蠧〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android