董狐(読み)トウコ

デジタル大辞泉 「董狐」の意味・読み・例文・類語

とう‐こ【董狐】

中国春秋時代史官。霊公が趙穿ちょうせんに攻め殺された時、正卿である趙盾ちょうとんが穿を討たなかったことから、董狐は「盾、その君をしいす」と趙盾に罪があると記録した。後世理非を明らかにしたこの態度が、孔子に大いにたたえられた。

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精選版 日本国語大辞典 「董狐」の意味・読み・例文・類語

とう‐こ【董狐】

  1. 中国、春秋時代の晉の史官。霊王が暴君であったために趙一族の趙穿に攻め殺された時に、時の上卿である同じく趙一族の趙盾が、霊王を諫めきれず逃げ出したことと、君主を殺した趙穿を討たなかったことから、趙盾に罪があると記録した。このように罪の所在を明らかにしたことから、後世良史とたたえられた。生没年不詳。

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