葵花(読み)きか

精選版 日本国語大辞典 「葵花」の意味・読み・例文・類語

き‐か‥クヮ【葵花】

  1. 〘 名詞 〙(あおい)の花。
    1. [初出の実例]「葵草照日は神の心かもかげさすかたに先向ふらむ〈略〉この歌は、葵花向陽の心なり」(出典:兼載雑談(1510頃))
    2. [その他の文献]〔岑参‐蜀葵花歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「葵花」の読み・字形・画数・意味

【葵花】きか(くわ)

あおいの花。あおいは日光に葉をかざす習性がある。忠誠・思慕の意の喩えに用いる。宋・司馬光〔洛に居りて初夏に作る〕詩 柳絮の風に因つてる無し 惟だの日に向つて傾く

字通「葵」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android