蒲屋御厨(読み)かばやのみくりや

日本歴史地名大系 「蒲屋御厨」の解説

蒲屋御厨
かばやのみくりや

手石ていしを中心とする一帯に比定される。建久三年(一一九二)八月日の伊勢神宮神領注文写(神宮雑書)に「蒲屋御厨」とみえ、豊受大神宮(外宮)領として天永三年(一一一二)立庄され、長承二年(一一三三)・永万二年(一一六六)に宣旨による承認を受けた。本田三〇町、鍬五〇勾・起請雑用料一〇〇勾を貢納する御厨であったが、建久三年頃には究済されていなかったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android