蒲生田古墳群(読み)かもうだこふんぐん

日本歴史地名大系 「蒲生田古墳群」の解説

蒲生田古墳群
かもうだこふんぐん

[現在地名]南陽市上野 山居沢山

上野わの集落西部、標高二七〇―三〇〇メートルのなだらかな丘陵地で、いまは果樹園となっている。かつて十数基の山寄せ式円墳があったというが、いまは蝦夷穴えぞあなという円墳一基のみが残る。直径八メートル、内部は横穴式石室で、玄室長さ二メートル、幅一・一七メートル、高さ一・五五メートル。奥壁は凝灰岩の割石二枚を重ね、側壁は平割石を積上げ、胴張り型の迫持手法を用いて構築している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android