蒸散抑制剤(読み)じょうさんよくせいざい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蒸散抑制剤」の意味・わかりやすい解説

蒸散抑制剤
じょうさんよくせいざい

農薬。水田に注入して水面を水不溶液体の薄膜で覆い、蒸散による気化熱の略奪を防止して水温の低下を防いだり、移植時の農作物や樹木の苗などの茎葉へ処理して水分の蒸散抑制により植え傷みを減らす目的に使われる。オキシエチレンドコサノールを主成分とするOEDは、最初は前者の目的で開発されたが、現在はこの目的では使われず後者として利用される。このほか、後者用としてパラフィンを成分とするアビオン‐C、高級脂肪酸炭化水素(ワックス)の微細結晶を成分とするグリンナーなどが市販されている。

[村田道雄]

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