蓍に削り花(読み)メドニケズリバナ

デジタル大辞泉 「蓍に削り花」の意味・読み・例文・類語

めどけずばな

蓍萩めどはぎにつけた削り花古今伝授こきんでんじゅで、三草の一。

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精選版 日本国語大辞典 「蓍に削り花」の意味・読み・例文・類語

めど【蓍】 に 削(けず)り花(ばな)

  1. 蓍に付けた削り花。古今伝授(こきんでんじゅ)において、「かはなぐさ」「さがりごけ」とともに三草の一つとする。
    1. [初出の実例]「二条の后、春宮のみやすん所と申しける時に、めどにけづりばなさせりけるをよませ給ひける」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四四五・詞書)

蓍に削り花の補助注記

「愚秘抄‐鵜末」では「めどは妻戸也。けづり花はつくり花也」と説く。また、挙例古今を「馬道(めどう)」の意とする説もある。

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