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三草 サンソウ

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デジタル大辞泉の解説

さん‐そう〔‐サウ〕【三草】

江戸時代、実生活に有用とされた3種の草。藍(あい)紅花、または麻・藍・木棉(きわた)をいう。
古今伝授の中で解釈上の秘伝とされた3種の草花の名。「川菜草(かわなぐさ)」「呉(くれ)の母(おも)」「蓍(めど)に削り花」。または「呉の母」の代わりに「下がり苔(ごけ)」をあげることもある。

出典|小学館
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世界大百科事典内の三草の言及

【アイ(藍)】より

…なおこの藍汁をもって染色する業者を,藍屋・藍染屋・青屋・紺屋(こうや)などといった。【川嶋 将生】
[近世]
 アイ(タデアイ)は江戸時代にはベニバナ・アサとともに〈三草〉の一つに数えられ,日本を代表する商品作物とされた。その栽培が本格化するのは,木綿生産が盛んとなる近世に入ってからである。…

【麻織物】より

…荘園制的支配と収取が衰退するにつれて,麻は栽培に適した北陸・東山地方の特産物として注目をあびるようになった。近世には木綿が衣料の中心となるにつれて麻布の重要性は薄れたが,依然〈三草〉(藍,麻,紅花または木綿)のひとつとして重要商品作物の地位を保ち,綱苧,畳苧,筆結苧などとして需要がふえた。また夏季衣料としても越後上布,奈良晒,高宮細布は著名であり,近江八幡の蚊帳も全国的に有名である。…

【ベニバナ(紅花)】より

…紅はまた,化粧料としての口紅や食紅,布や紙の染料にも用いられたほか,紅色素には駆虫性があるため,絞りかすを乾燥して夏の蚊やりに用いられた。臙脂(えんじ)【新井 清】
[日本における生産,流通史]
 植物染料として江戸期に最も発達し,藍,麻と並び三草の一つに数えられた。古代の《万葉集》には〈久礼奈為(くれない)〉または〈末摘花〉として詠まれている。…

※「三草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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