(読み)へた

精選版 日本国語大辞典 「蔕」の意味・読み・例文・類語

へた【蔕】

〘名〙
茄子(なす)、瓜(うり)、柿(かき)蜜柑(みかん)などの果実についている萼(がく)。また、花の萼。ほぞ。〔和玉篇(15C後)〕
② 鏡のつまみ。ひもなどをつける部分
③ ①のように、役に立たないもの。すぐ捨てられるもの。相手をあざけっていう場合に用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蔕」の意味・読み・例文・類語

ほぞ【×蔕】

《「ほぞ」と同語源。古くは「ほそ」》果実のへた。〈文明本節用集〉

へた【×蔕】

トマト・柿などの実についているがく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

狐の嫁入り

1 日が照っているのに、急に雨がぱらつくこと。日照り雨。2 夜、山野で狐火が連なって、嫁入り行列の提灯ちょうちんのように見えるもの。[類語](1)狐日和びより・天気雨・雨天・荒天・悪天・雨空・梅雨空・...

狐の嫁入りの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android