蔭位の制(読み)おんいのせい

山川 世界史小辞典 改訂新版 「蔭位の制」の解説

蔭位の制(おんいのせい)

父祖功績によりその子孫官職が与えられる制度。漢代に始まるこの制度は,清代に至るまで維持され,科挙制のもとでは「恩蔭(おんいん)」と称して,国子監生(こくしかんせい)などの資格が与えられた。

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旺文社世界史事典 三訂版 「蔭位の制」の解説

蔭位の制
おんいのせい

父祖の官位によって一定位官を与えられる制度
貴族の特権の1つで,唐代以降も科挙と併存して行われていた。

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