資格(読み)しかく

精選版 日本国語大辞典 「資格」の意味・読み・例文・類語

し‐かく【資格】

〘名〙 ある事を行なうのに必要な、また、ふさわしい身分地位立場。また、必要とされる条件
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙一一「到底(つまり)顧問官相当だな。どうも Advicer (助言者)の資格(シカク)だ」 〔新唐書‐選挙志〕

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デジタル大辞泉 「資格」の意味・読み・例文・類語

し‐かく【資格】

あることを行うのに必要な、また、ふさわしい地位や立場。「理事資格で出席する」
あることを行うために必要とされる条件。「税理士資格を取る」
[類語]職権権利権限権能権益特権特典身分

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就活用語集(就活大百科 キーワード1000) 「資格」の解説

資格

「これを取ったから内定がもらえる」という資格はありません。就活で重要なのは基本的には「資格より人物だ!」と思っていたほうがいいでしょう。これから資格を取りたいと思っている人は「なりたい仕事」に本当に役立つ資格はどういったものなのか考えてみましょう。志望する業界に関連する資格、たとえば旅行業界であれば「旅行業務取扱主任」や「ツアーコンダクター」、金融・保険関係なら「アナリスト」や「ファイナンシャル・プランナー」、不動産関係なら「宅地建物取扱主任者」、「インテリアコーディネーター」などの資格をとっていれば、面接で評価が高くなると思っていいでしょう。また、経理法務などの職種別採用で専門職を募集しているときは、資格を持っていればアピールポイントになります。面接の際には、何のためにその資格を取ったのか、その資格を仕事にどう活かすのか、きちんと話せるようにしておきましょう。「華道」や「茶道」など仕事とあまり関係のない資格でも、面接のネタとして使えるので、できる限り記入しておくといいでしょう。特に取得の難しい資格なら、「向上心がある」「頑張り屋である」など自分をPRする材料に使えます。

出典 マイナビ2012 -学生向け就職情報サイト-就活用語集(就活大百科 キーワード1000)について 情報

普及版 字通 「資格」の読み・字形・画数・意味

【資格】しかく

資質。また、選考などの条件。〔唐書、選挙志下〕(開元十八年)始めて格を作循し、賢愚一、必ず格と合ひ、乃ち銓授することを得。

字通「資」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の資格の言及

【資格制度】より

…あることを行うのに必要な条件を一般に資格と称し,設定主体と適用範囲の違いにより,(1)国等の公権力がつくっている公的な資格制度と,(2)民間のそれとに分けられる。後者には民間団体の設定するものもあるが,大部分は企業内資格制度である。…

【年功的労使関係】より

…日本の労使関係においては,この2様の意味をもつ年功がいろいろな人事処遇制度を貫く原理となってきた。これは,表に示した身分(現在は資格と呼ばれることが多い)・職分(現在は職制と呼ばれることが多い)制度によくあらわされている。この表の意味は,勤続年数5年未満の者は,原則として身分は並工で役付になることはないが,5~10年の間に能力評価,業績評価によって,順次三等工手に昇格し,伍長は三等工手の中から選ばれる(以下同じ)ことである。…

※「資格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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