蔭山郷(読み)かげやまごう

日本歴史地名大系 「蔭山郷」の解説

蔭山郷
かげやまごう

和名抄」所載の郷。高山寺本の訓は「加介也末」。「播磨国風土記」に蔭山里とみえ、蔭山・かぶと岡の地名について記載する。里名の由来は応神天皇の御蔭(花かずらの冠)がこの山に落ちたことによるという。平城京跡出土木簡に「播磨国神前郡陰山郷田」と判読できるものと、「(表)播磨国神埼郡蔭山郷田中里戸辛人麻呂調銭壱貫」「(裏)天平十年十月」と記されるものがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android