蕪詞(読み)ぶし

精選版 日本国語大辞典 「蕪詞」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐し【蕪詞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「蕪」は雑の意 ) みだれいりまじっていることば。乱雑なことば。また、自分言文をへりくだっていう語。蕪辞
    1. [初出の実例]「蕪詞願我廻青眼、濁酒留君表血誠」(出典田氏家集(892頃)上・奉餞紀大夫累出判肥、聊因詩酒)
    2. [その他の文献]〔桃花扇‐偵戯〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android