薄痘痕(読み)ウスイモ

デジタル大辞泉 「薄痘痕」の意味・読み・例文・類語

うす‐いも【薄痘痕】

うすあばた」に同じ。
「―のあるあおい顔をしかめながら」〈露伴五重塔

うす‐あばた【薄痘痕】

目立たない程度のかすかなあばた。うすいも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薄痘痕」の意味・読み・例文・類語

うす‐あばた【薄痘痕】

  1. 〘 名詞 〙 疱瘡(ほうそう)にかかったあとが、あまり目だたない軽い程度のもの。うすいも。
    1. [初出の実例]「来た当座なかった娵の薄あばた」(出典:雑俳・柳筥(1783‐86)四)

うす‐いも【薄痘痕】

  1. 〘 名詞 〙うすあばた(薄痘痕)
    1. [初出の実例]「うすいもはかわいらしいの内へ入れ」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android