薊岳(読み)あざみだけ

日本歴史地名大系 「薊岳」の解説

薊岳
あざみだけ

台高だいこう山脈主稜上の明神平みようじんだいら(約一三〇〇メートル)西方にある山(一四〇六メートル)。雄岳の頂上は岩峰で急峻、展望がよい。西にやや低い雌岳があり、やせ尾根が続く。「大日本法華験記」巻中の第四九に「金峯山薊岳良算聖」と、「今昔物語集」巻一二「金峰山薊岳良算持経者語」、「元亨釈書」にみえ、沙門良算がこの山の絶域で穀塩を断って永年苦行したが鬼神が出現して果瓜を供し、猛獣毒蛇も馴伏したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む