薊岳(読み)あざみだけ

日本歴史地名大系 「薊岳」の解説

薊岳
あざみだけ

台高だいこう山脈主稜上の明神平みようじんだいら(約一三〇〇メートル)西方にある山(一四〇六メートル)。雄岳の頂上は岩峰で急峻、展望がよい。西にやや低い雌岳があり、やせ尾根が続く。「大日本法華験記」巻中の第四九に「金峯山薊岳良算聖」と、「今昔物語集」巻一二「金峰山薊岳良算持経者語」、「元亨釈書」にみえ、沙門良算がこの山の絶域で穀塩を断って永年苦行したが鬼神が出現して果瓜を供し、猛獣毒蛇も馴伏したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む