精選版 日本国語大辞典 「薩摩拳」の意味・読み・例文・類語 さつま‐けん【薩摩拳】 〘 名詞 〙 拳遊びの一つ。三拳でなく、一拳で勝負を決するもの。また、杉箸あるいは象牙製の短い籌(かずとり)の本数をかくして双方同時に突き出し、その数を当て合うものともいう。[初出の実例]「『サアサアさつまけんじゃ。さんな』『むめで、むめで』『とうらい、ゑらいか、ゑらいか。サアサアあがりなされ』」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例