薫籠(読み)クンロウ

デジタル大辞泉 「薫籠」の意味・読み・例文・類語

くん‐ろう【薫籠】

衣類に香をたきしめるため、香炉の上にかぶせるかご伏籠ふせご
薫炉くんろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薫籠」の意味・読み・例文・類語

くん‐ろう【薫籠】

〘名〙
※新撰朗詠(12C前)上「芬馥、簾に入る、夜、薫籠の気を添ふ〈藤原篤成〉」
② 香炉にかぶせて、着物に香をたきしめるのに用いるかご。
※翰林葫蘆集(1518頃)三・薫籠秋衣「新衣裁罷向秋天。掛在薫籠沈水前

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普及版 字通 「薫籠」の読み・字形・画数・意味

【薫籠】くんろう

熏籠

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