デジタル大辞泉
「薬九層倍」の意味・読み・例文・類語
薬九層倍
薬の売価が、原価に比べて非常に高いこと、また、暴利をむさぼることのたとえ。
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くすり【薬】 九層倍(くそうばい)
薬の売価は原価に比べて、非常に高いこと。また、暴利をむさぼることのたとえ。
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浮世草子・風流茶人気質(1770)四「薬九そう倍から上に成奇妙な呪」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
薬九層倍
薬の売価は原価の九倍もするほど高い。また、暴利をむさぼることのたとえ。
[使用例] 薬九層倍なんていうけど、この商売、どれだけ儲けが薄いか[井上ひさし*あくる朝の蝉|1973]
[解説] 「九」は薬の「く」との語呂合わせで、厳密に九倍ということではありません。他にも、呉服の「ご」と五をかけて「呉服五層倍」、魚の「さ」と三をかけて「魚屋三層倍」といい、また「百姓百層倍」ということもあります。
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