薬師寺最勝会(読み)やくしじさいしょうえ

精選版 日本国語大辞典 「薬師寺最勝会」の意味・読み・例文・類語

やくしじ‐さいしょうえ‥サイショウヱ【薬師寺最勝会】

  1. 〘 名詞 〙 奈良薬師寺で、毎年三月七日から七日間最勝王経を講説する法会。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「凡薬師寺最勝会。毎年三月七日始。十三日終」(出典:延喜式(927)二一)

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世界大百科事典(旧版)内の薬師寺最勝会の言及

【最勝会】より

…《金光明最勝王経(最勝王経)》を講賛して教学の興隆を図るとともに,国家安穏と天皇の無事息災を祈願する法会。著名なものに毎年正月8日から14日の7日間にわたって行われた宮中大極殿の最勝会がある。これは宮中最勝会とか御斎会(みさいえ)と称せられ,《初例抄》では766年(天平神護2)より恒例化し,宮中での年中行事中,第一の大会といわれた。また薬師寺の最勝会は830年(天長7)6月薬師寺仲継の発議により当寺の教学興隆に資するため,檀主直世王の上奏により始められた。…

※「薬師寺最勝会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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