藤井良節(読み)ふじい りょうせつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤井良節」の解説

藤井良節 ふじい-りょうせつ

1817-1876 幕末武士
文化14年生まれ。薩摩(さつま)鹿児島藩士。お由羅騒動で福岡藩にのがれる。文久2年ゆるされ,京都で弟の井上石見(いわみ)とともに岩倉具視(ともみ)ら討幕派の公家(くげ)と藩との連絡にあたった。維新後は帰郷して神職となる。明治9年2月2日死去。60歳。本名は井上経徳。通称は別に良蔵,出雲

藤井良節 ふじい-よしとき

ふじい-りょうせつ

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「藤井良節」の解説

藤井良節

没年:明治9.2.2(1876)
生年:文化14(1817)
幕末の薩摩(鹿児島)藩士。文久2(1862)年以来京にあり,自藩の利益を代表して長州(萩),土佐(高知)の尊攘派対抗。慶応2(1866)年以来,弟の井上石見と共に岩倉具視の側近として行動。維新後は鹿児島に帰った。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android