藤代宿(読み)ふじしろじゆく

日本歴史地名大系 「藤代宿」の解説

藤代宿
ふじしろじゆく

[現在地名]藤代町藤代など

水戸街道の宿で、江戸方は取手とりで宿、水戸方は若柴わかしば宿(現龍ケ崎市)へ継送る。天明六年(一七八六)の水戸道中藤代宮和田両宿鑑帳(国立史料館蔵飯田家文書)に「藤代宮和田両一宿」とあり、藤代宿と宮和田みやわだ宿で一宿を構成し、これを藤代宿と称した。宿高は一八〇三・三六四石で、内訳は藤代宿(土浦藩領)六九七・四九五石、藤代宿のうち片町かたまち(天領)一一四・四九五石、宮和田宿(天領)八二三・二〇三石、宮和田村分郷(旗本知行地)一六八・一七一石。藤代村片町村が藤代宿、宮和田村が宮和田宿を構成したことになる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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