藤原元典(読み)フジワラ モトノリ

20世紀日本人名事典 「藤原元典」の解説

藤原 元典
フジワラ モトノリ

昭和期の医学者 京都大学名誉教授。



生年
大正4(1915)年12月8日

没年
平成6(1994)年3月3日

出生地
長崎県福江市

学歴〔年〕
京都帝大医学部〔昭和15年〕卒,京都帝大大学院医学研究科修了

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞〔昭和34年〕「ビタミンB1の研究」,勲二等瑞宝章〔平成1年〕,京都府文化賞(特別功労賞 第10回)〔平成4年〕

経歴
京都大学医学部教授、昭和54年京都府衛生公害研究所長を歴任専攻はビタミンの代謝に関する研究。ビタミンB1誘導体の発見から、武田薬品工業が“アリナミンA”の製造販売をはじめる。アリナミン開発の謝礼金を基に医学研究を援助する藤原記念財団を設立

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原元典」の解説

藤原元典 ふじわら-もとのり

1915-1994 昭和時代の医学者。
大正4年12月8日生まれ。昭和34年京大教授となる。54年京都府衛生公害研究所長。ニンニクからビタミンB1誘導体を抽出し,アリチアミン命名。それを武田薬品工業が「アリナミン」として製品化,その開発謝礼金で35年藤原記念財団を設立した。34年学士院賞。日本衛生学会会長。平成6年3月3日死去。78歳。長崎県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「藤原元典」の解説

藤原 元典 (ふじわら もとのり)

生年月日:1915年12月8日
昭和時代の医学者。京都府衛生公害研究所長;京都大学教授
1994年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android