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武田薬品工業 たけだやくひんこうぎょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

武田薬品工業
たけだやくひんこうぎょう

医薬品メーカー。天明1 (1781) 年創業の和漢薬取扱業「近江屋長兵衛」がその前身で,1925年武田長兵衛商店を設立し武田製薬を吸収,43年現社名に変更。 44年小西薬品,ラヂウム製薬を合併。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

武田薬品工業

日本の製薬会社。タケダ、武田薬品などとも称される。1781年(天明元年)近江屋長兵衛が創業した薬種商がその始まり。現在は、売上高1兆7千億円(2014年3月期)、世界70カ国以上に事業基盤を有する日本最大手の製薬企業グループを成しており、30年を超す長い歴史の中で培った不変の価値観として、「タケダイズム」―誠実・公正・正直・不屈―を掲げている。
同社は東京本社のほか、創業以来、大阪・道修町(どしょうまち)に本社を置いている。道修町は「くすりの町」として有名で、江戸時代には薬種商や問屋、仲買人が軒を並べ、「薬種中買仲間」として和漢薬の流通を独占していた。現在も同社のほか塩野義(シオノギ)製薬など多数の製薬関連企業が本社や事業所を置く
創業者の長兵衛は、道修町の奉公先からのれん分けを受けて開業、現在に至るもので、「道修町商人」の典型とされる。当主は長兵衛を代々襲名し、薬種問屋を営んでいた。近年までは創業家やその姻族が同社の経営に当たっていたが、2003年には、同社生え抜き長谷川閑史(やすちか)(現会長・最高経営責任者:CEO)が姻族経営の歴史を破る形で社長に就任。長谷川の下でも「タケダイズム」を掲げ、「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する」というミッションの実現に向けて邁進(まいしん)するとした。グローバル化を背景に、2020年に目指す姿を「ビジョン2020」と名付け、Better Health,Brighter Futureを切り拓(ひら)くという。
14年の株主総会は、現経営陣への創業家一族や元経営幹部などからの追及で紛糾した。海外の製薬企業買収を巡る「失敗」の責任や、長谷川社長が後任に外国人を選んだこと、グローバル化のあり方や国内技術者の士気低下への懸念などだ。評価は様々で株主総会は大荒れとなったが、長谷川体制の続投が決まった。今後は研究開発に力を注ぎ、量から質を目指すとのこと。新社長・最高執行責任者(COO)はフランス人のクリストフ・ウェバー。イギリスの大手製薬会社グラクソスミスクライン(GSK)でアジア太平洋地域の担当役員を経て、同子会社GSKワクチン社の社長を歴任した。グローバル戦略に貢献する次期CEO候補として新たにCOOに就任するとして招聘(しょうへい)。売り上げが伸び悩む新興国市場へのてこ入れ人事とも見られている。
しかしながら、同社の経営環境は順風とは言い難い。14年4月、同社の主力製品の一つである糖尿病治療薬・アクトスに発がんリスクがあることを隠していたと、米連邦地方裁判所から60億ドルの賠償を命じられた。また、同年6月には、京都大学などによる高血圧治療薬ブロプレスの臨床実験に際し、付加価値を付けるために01~05年にかけて同社が不適切な関与をしていたことが発覚した。主力製品の相次ぐ特許切れによる減収、これに代わる新薬の創出ができていないなど、課題は山積とされている。

(金谷俊秀  ライター / 2014年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

武田薬品工業

1781年、大阪・道修町で和漢薬の販売で創業。薬づくりは1895年から。国内最大手だが、世界では15位前後。糖尿病や高血圧、消化器系の薬が強い。医師の処方箋(せん)がいらない一般医薬品では、栄養ドリンク剤アリナミン」や風邪薬「ベンザ」などがある。社長はフランス人のクリストフ・ウェバー氏。

(2015-12-01 朝日新聞 朝刊 2経済)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

武田薬品工業

正式社名「武田薬品工業株式会社」。通称「タケダ」。英文社名「Takeda Pharmaceutical Company Limited」。製薬業。大正14年(1925)「株式会社武田長兵衛商店」設立。昭和18年(1943)現在の社名に変更。本社は大阪市中央区道修町。前身は天明元年(1781)創業の薬種商。医療用医薬品が主力。国内シェアトップクラス。欧米やアジアに販売網を展開し海外売上比率が高い。東京(第1部)・名古屋(第1部)・札幌・福岡の各証券取引所上場。証券コード4502。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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