藤原猶雪(読み)フジワラ ユウセツ

20世紀日本人名事典 「藤原猶雪」の解説

藤原 猶雪
フジワラ ユウセツ

大正・昭和期の僧侶(真宗大谷派),仏教学者 東洋大学学長。



生年
明治24(1891)年1月2日

没年
昭和33(1958)年7月3日

出生地
愛知県津島

学歴〔年〕
真宗大学予科〔明治44年〕修了,大谷大学〔大正3年〕卒

学位〔年〕
文学博士(東洋大学)〔昭和19年〕

経歴
大正3年から東京帝大で図書館学、12年から国史学を学び、10〜13年同図書館司書、史料編纂官補。13年東洋大教授、同図書館長兼務。また大倉精神文化研究所主任、明治仏教史編纂所理事、日本教学研究所評議員、駒沢大講師、史料編纂官などを兼任。昭和21年東洋大学長、同史学科長、文学部長、新制東洋大教授などを歴任。この間共立女子大、東海同朋大各教授など兼任。30年大谷派講師。著書に「親鸞聖人真像之研究」「真宗史蹟大観」「日本仏教史研究」「真宗史研究」「親鸞聖人伝絵の研究」、共編「聖徳太子と日本文化」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原猶雪」の解説

藤原猶雪 ふじわら-ゆうせつ

1891-1958 大正-昭和時代の仏教学者。
明治24年1月2日生まれ。真宗大谷派の僧。東京帝大史料編纂(へんさん)所図書主任などをへて大正13年東洋大教授となり,昭和21年学長。史料考証による日本仏教史の研究に独自の分野をひらいた。30年大谷派講師。昭和33年7月3日死去。67歳。愛知県出身。真宗大谷大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android