藤原資業(読み)ふじわらのすけなり

改訂新版 世界大百科事典 「藤原資業」の意味・わかりやすい解説

藤原資業 (ふじわらのすけなり)
生没年:988-1070(永延2-延久2)

平安中期の廷臣。父は参議有国,母は典侍橘徳子(一条天皇乳母)。1003年(長保5)文章得業生。以後式部少・大丞,六位蔵人,大内記右少弁東宮学士,五位蔵人,左衛門権佐・検非違使,文章博士,左少弁,丹波守,式部大輔,播磨守など内外の要職を歴任,45年(寛徳2)従三位。51年(永承6)出家し法名は素舜。日野法界寺は彼の建立。男実政は後三条・白河朝に重用された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原資業」の解説

藤原資業 ふじわらの-すけなり

日野資業(ひの-すけなり)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤原資業の言及

【日野家】より

…藤原氏北家の流れ。右大臣内麻呂の息男真夏から出て,その孫家宗が山城国宇治郡日野の地に法界寺を創建し,家宗の5世の孫藤原資業(すけなり)が法界寺の薬師堂を建立し,それより日野氏を称した。公家としての家格は弁官を経て中・大納言に至る名家で,代々儒道および歌道をもって朝廷に仕えた。…

※「藤原資業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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