日本歴史地名大系 「藤馬村」の解説 藤馬村ふじまむら 埼玉県:川越市藤馬村[現在地名]川越市藤間(ふじま)・清水町(しみずちよう)・熊野町(くまのちよう)・稲荷町(いなりちよう)・諏訪町(すわちよう)・藤原町(ふじわらちよう)寺尾(てらお)村の西、川越台地上に立地。藤間とも記し、近代以降は藤間に改めた。諏訪神社の南に続く水辺にあった人家が、寛永六年(一六二九)に二七戸、同一〇年から一八年にかけて一村全体が川越街道沿いに移住してできた村と伝える(高階の歴史)。田園簿に村名がみえ、畑高二〇四石余、旗本米津領。「寛政重修諸家譜」によれば、米津氏支配は寛永四年(一六六四)から元禄一〇年(一六九七)までで、以後川越藩領。検地は貞享二年(一六八五)・元禄八年に実施された(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by