蘆嶺山脈(読み)ろれいさんみゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蘆嶺山脈」の意味・わかりやすい解説

蘆嶺山脈
ろれいさんみゃく / ノリョンサンミェク

韓国(大韓民国)南西部、おもに全羅北道地域を西海岸に向けて横切る古褶曲(こしゅうきょく)山脈。鎮安高原など断続的丘陵山地を形成している。車嶺山脈芙蓉(ふよう)山から分岐し、忠清南道錦山郡の大屯(だいとん)山(678メートル)、全羅北道の雲長山(1526メートル)、母岳山(1126メートル)、内蔵山(622メートル)、蘆嶺(276メートル)をおこし務安半島へ延びる。ここから発源する万頃江、東津江などは、韓国の穀倉といわれる万頃平野の灌漑(かんがい)を支えている。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android