ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蘇毗」の意味・わかりやすい解説 蘇毗そびSu-pi; Su-p`i 揚子江上流の犁牛河 (金沙江 Bri chu) の西側,鶻莽きょう (こつもうきょう) 以東に位置し,チベットの北部を占めた国。カロシュティ文書に現れるスウピャ Supiyaと同一視される。吐蕃王国の成立後に併合され,軍制区画の「支部第三翼」を構成した。これをチベット語では略して「スムパの翼」 gSum pa'i ruと称したので,「孫波」とも呼ばれたと伝えられる。さらにこれが金沙江より東に住むスムパ族 Sum paと混同された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by