虎口村(読み)こくむら

日本歴史地名大系 「虎口村」の解説

虎口村
こくむら

[現在地名]菊池市竜門りゆうもん

長野ながの村の北西八方やほうヶ岳(一〇五一・八メートル)東南麓にあたり、迫間はざま川右岸の山村。村の北側で中片なかへぎ川が分岐し、その谷沿いに小村が点在する。隈府わいふ町高札辻より約一里二四町。現在の竜門の北半を占めていた。建武三年(一三三六)九月三日、小代重峯らは菊池に攻め入って虎口城などを陥れた(同年九月一八日「小代重峯軍忠状」小代文書)。天正一七年(一五八九)検地帳に田三町七反六畝余・畠六町五反三畝余、分米八三石三斗余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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