虎秀村(読み)こしゆうむら

日本歴史地名大系 「虎秀村」の解説

虎秀村
こしゆうむら

[現在地名]飯能市虎秀

平戸ひらつと村の西、高麗こま川北岸に位置し、対岸平戸村、西は上井上かみいのうえ村。秩父往還(江戸秩父道)が通る。高麗領に属した(風土記稿)下我野しもあがの村が分立して成立した村で、元禄郷帳に「下我野虎秀村」とみえる。高一〇五石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領。以後の領主変遷永田ながた村に同じ。化政期の家数五四(風土記稿)。慶応三年(一八六七)の南村寄場組合村々蚕種掃立高書上帳(町田家文書)によると、前年一年間に蚕種七枚を掃立てている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android