虚に乗ず(読み)きょにじょうず

精選版 日本国語大辞典 「虚に乗ず」の意味・読み・例文・類語

きょ【虚】 に=乗(じょう)ず[=乗(の)る]

  1. 備えのないのにつけこむ。相手すきを突いて攻める。虚に付け込む。虚をつく。
    1. [初出の実例]「此邪気虚に乗ずる如く、不覚不知それてゆく病ここにあり」(出典:箚録(1706))
    2. 「内乱既に起りて、曚雲その虚(キョ)に乗(ノ)らば、遂に両(ふたつ)ながら防ぐに術なかるべし」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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