虫食う(読み)ムシクウ

デジタル大辞泉 「虫食う」の意味・読み・例文・類語

むし‐く・う〔‐くふ〕【虫食う】

[動ワ五(ハ四)]むしばむ」に同じ。
阿娑縛抄あさばしょうの三十巻ばかり―・い余せるを尋ね出し」〈露伴・新浦島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虫食う」の意味・読み・例文・類語

むし‐く・う‥くふ【虫食・蝕】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙むしばむ(虫食)[ 一 ]〔書言字考節用集(1717)〕
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行五(四) 〙むしばむ(虫食)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「味気ない淋しさに心を虫食はれた」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉三六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android