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浦島 うらしま

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

浦島
うらしま

歌舞伎舞踊曲。長唄。本名題『拙筆力七以呂波 (にじりがきななついろは) 』。七変化の一つ。文政 11 (1828) 年江戸中村座,2世中村芝翫 (4世中村歌右衛門) 初演。作曲杵屋正六 (添削4世杵屋三郎助) ,振付4世西川扇蔵ほか。

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デジタル大辞泉の解説

うらしま【浦島】

浦島太郎のこと。
謡曲脇能物宝生流番外曲。勅使が丹後水の江の浦島明神にもうでると、明神・竜神が現れ、不死の薬を与える。
狂言大蔵和泉(いずみ)流番外曲。釣った亀を祖父と孫が助けると、亀の精が現れ、箱を置いていく。箱を開くと祖父は若い男になる
歌舞伎舞踊長唄。2世瀬川如皐(せがわじょこう)作詩、4世杵屋三郎助(きねやさぶろうすけ)作曲。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一つとして、文政11年(1828)江戸中村座で中村芝翫(なかむらしかん)が初演。

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世界大百科事典 第2版の解説

うらしま【浦島】

(1)能の曲名。脇能物。神物。非現行演目。作者不明。宮増(みやます)作ともいう。前ジテは蓬萊の仙女の化身。後ジテは浦島明神の神霊。浦島明神参拝の勅命を受けた廷臣(ワキ)が,丹後の水江(みずのえ)に赴く。釣り舟を操る若い女に言葉をかけると,舟で明神に案内してくれる。女は,〈明けて悔しい玉手箱,明けてうれしい天の岩戸〉などという話をして(〈クセ〉),自分は実は蓬萊の仙女だと告げて消え去る。夜に入ると仙女が本来の姿を見せて,舞を舞い(〈天女ノ舞〉),竜神が蓬萊山を指し示し,明神もいかめしい老体の神姿を現して玉手箱を勅使に見せ,不死の薬を与えなどする(〈ノリ地〉)。

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大辞林 第三版の解説

うらしま【浦島】

海産の巻貝。螺塔らとうは低く、殻長6センチメートル 内外。殻表は淡い肉色で、茶色の小斑が四列並ぶ。房総以南に分布。

うらしま【浦島】

○浦島の子 」に同じ。
浦島伝説に取材した作品。謡曲・狂言・歌舞伎所作事など。
◇ 京都府与謝郡伊根町付近の古名。浦島をまつる宇良神社がある。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

浦島
うらしま

歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄(ながうた)。2世瀬川如皐(じょこう)作詞。10世杵屋(きねや)六左衛門(当時杵屋三郎助)作曲。1828年(文政11)3月江戸中村座で4世中村歌右衛門(うたえもん)(当時芝翫(しかん))が初演した『拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)』という七変化舞踊の一つ。浦島太郎の伝説に取材したもので、竜宮から帰った浦島が玉手箱をあけて老人になるまでを描く。大海原の気分と幻想的な感じがよく出た曲で、振としては乙姫(おとひめ)を思い起こすところが眼目。なお、坪内逍遙(しょうよう)作の『新曲(しんきょく)浦島』に対し、これを「旧(きゅう)浦島」または「旧浦」と俗称する。[松井俊諭]

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