日本歴史地名大系 「蚕桑地村」の解説 蚕桑地村さんそうちむら 山形県:飽海郡遊佐町蚕桑地村[現在地名]遊佐町吉出(よしで)鳥海山西側山麓の月光(がつこう)川上流右岸に位置し、吉出村の東にある。地内に縄文時代の集落跡がある。庄内要覧によれば無高で家数九。寛政一二年(一八〇〇)郡代白井矢太夫は当地の開拓を行ったが、洪水のため成功しなかった。文政四年(一八二一)庄内藩主酒井忠器は当地に養蚕館を建てることを命じ、白井弥平はその責任者となり大滝(おおたき)付近に三一町余、杉沢(すぎさわ)村湯(ゆ)の尻(じり)に四二町余の桑園を開いた(遊佐町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by