蚕桑地村(読み)さんそうちむら

日本歴史地名大系 「蚕桑地村」の解説

蚕桑地村
さんそうちむら

[現在地名]遊佐町吉出よしで

鳥海山西側山麓の月光がつこう川上流右岸に位置し、吉出村の東にある。地内に縄文時代の集落跡がある。庄内要覧によれば無高で家数九。寛政一二年(一八〇〇)郡代白井矢太夫は当地の開拓を行ったが、洪水のため成功しなかった。文政四年(一八二一)庄内藩主酒井忠器は当地に養蚕館を建てることを命じ、白井弥平はその責任者となり大滝おおたき付近に三一町余、杉沢すぎさわじりに四二町余の桑園を開いた(遊佐町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む