蛇の鮨(読み)ジャノスシ

デジタル大辞泉 「蛇の鮨」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐の‐すし【蛇の×鮨】

富山地方で作られていた松波鮨のこと。
ありそうもない珍奇なもののたとえ。
「―、鬼の角細工、何をしたればとて売れまじき事にあらず」〈浮・永代蔵・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蛇の鮨」の意味・読み・例文・類語

じゃ【蛇】 の 鮨(すし)

  1. 富山地方で作られる松波鮨をいう。《 季語・夏 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
  2. ( 蛇を具にした鮨はありそうもなく珍しいところから ) 珍奇な食物や物のたとえにいう。
    1. [初出の実例]「たとへば雪のくろやきくろう、蛇のすしくわうと云程の事ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む