蛍光の消光(読み)ケイコウノショウコウ

化学辞典 第2版 「蛍光の消光」の解説

蛍光の消光
ケイコウノショウコウ
quenching of fluorescence

蛍光強度が減少する現象の総称.増感蛍光の逆現象である.
(1)蛍光は温度上昇によって強度が減退する(温度消光).
(2)溶液蛍光体や付活型蛍光体で,溶質または付活原子の濃度が増加すると,ある濃度以上では蛍光強度は減少する(濃度消光).
(3)不純物の介在によって蛍光が弱まる(消光剤効果).消光剤は蛍光物質に固有のものもあるが,酸素のような一般的なものもある.励起過程を阻害する場合と発光過程を阻害する場合とがあり,有機溶液型蛍光体ではそれぞれ溶媒消光,溶質消光とよばれている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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