…幼虫は朽木の樹皮下,発酵した樹液などから見いだされるが,口器が著しく変形しており,食物は何かに関心がもたれている。生物発光【林 長閑】
[民俗]
ホタルの大きいものを源氏蛍,小さいものを平家蛍というのは蛍が乱舞する様を蛍合戦とよんで合戦にみたてたところから出たらしく,古くはこれも人の霊が変じて成ったもののように考えたのであろう。蛍は子どもの喜んでとらえる虫であって,蛍狩りの際には,これを近くにおびき寄せるために種々の歌をつくって呼びかけるが,その多くは〈水が甘い〉ということばを用いており,人語を解するもののように考えていた。…
※「蛍合戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...