蛯名 武五郎(読み)エビナ タケゴロウ

20世紀日本人名事典 「蛯名 武五郎」の解説

蛯名 武五郎
エビナ タケゴロウ

昭和期の騎手



生年
大正7(1918)年4月23日

没年
昭和45(1970)年8月5日

出生地
青森県

経歴
15歳で騎手見習い、18歳で藤本富良厩舎に入り、昭和11年1月騎手免許を取得。同年8月函館競馬で初騎乗、4日目フクモリで障害に初勝利した。15年応召、16年中国山西省戦線に従軍。戦後23年の皐月賞にヒデカリで優勝、28年第20回日本ダービーにボストニアンで優勝、32年第24回ダービーでもヒカルメイジで再び優勝した。その他皐月賞で通算3回、菊花賞、桜花賞、NHK杯、天皇賞、第1回有馬記念で各1回、朝日杯で3回勝つなど名騎手として鳴らした。36年に引退し、中央競馬会調教師となった。通算成績は3907回出場、864賞、勝率2割2分。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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