蛯谷古丹(読み)えびやこたん

日本歴史地名大系 「蛯谷古丹」の解説

蛯谷古丹
えびやこたん

[現在地名]茅部郡森町字蛯谷町・字清滝

天保郷帳にみえる地名で、鷲ノ木わしのき持場の一つ。蛯谷川流域にあたる。「ヱヒヤコタント申処アリ、小川アリ、幅一二間、川越砂道ユキ、メツタマチ、此処砂浜ユキ」(蝦夷巡覧筆記)、「川を越て村あり。ヱヒヤコタン村と云。クタウンナイの川あり。又ヱビヤコタン川とも云」(「東遊奇勝」寛政一一年八月九日条)とみえる。村並とされてからも「エヒヤコタン、家六、七」(「毛夷東環記」文化三年四月条)、「ヱビヤコタン、棒美より半里程。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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