蝉噪蛙鳴(読み)センソウアメイ

デジタル大辞泉 「蝉噪蛙鳴」の意味・読み・例文・類語

せんそう‐あめい〔センサウ‐〕【×××蛙鳴】

せみかえるがうるさく鳴き騒ぐこと。転じて、騒がしいばかりで、何の役にも立たないことや、議論文章のへたなことのたとえ。蛙鳴蝉噪。「蝉噪蛙鳴の論」

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精選版 日本国語大辞典 「蝉噪蛙鳴」の意味・読み・例文・類語

せんそう‐あめいセンサウ‥【蝉噪蛙鳴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 蝉や蛙がやかましく鳴きさわぐこと。蛙鳴蝉噪。
  3. ( 転じて ) 議論や文章のへたなことのたとえ。やかましいばかりで何の役にもたたないこと。無駄な言いまわしが多くて内容が乏しいこと。蛙鳴蝉噪。
    1. [初出の実例]「唯物説と云ひ、進化論と云ひ、宗教と云ひ、皆一種蝉噪蛙鳴の好題目にして」(出典:新日本之青年(三版)(1888)〈徳富蘇峰〉第十九世紀日本の青年。及其教育)

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